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第 007 号 前回のA−Z通信の流れを踏まえ、今回も「利益」について考えます。 この「損益分岐点」は、商売をする上での基本である「売上額=利益+経費」の考え方を発展させて「売上額=利益+固定経費+変動経費」として考えます。 つまり経費を、毎月安定して必要な「固定経費」と、売上額の増減に比例して必要な「変動経費」に分けて考えることが重要となります。
そして、肝心の損益分岐点の算出公式は「売上額=利益+固定経費+変動経費」を展開させて、下記のようになります。 損益分岐点の公式は、とても大切ですので、ぜひともこの機会に覚えてください。 <例>月間売上額が1000万円、月間固定費が300万円、月間変動費が600万円の場合の損益分岐点を計算してみましょう。
よって750万円が損益分岐点ということになります。つまり月間売上額750万円で収支ゼロとなり、ここを上回ることで利益が生じ始めます。では、月間売上額750万円が本当に損益分岐点か計算すると、下記の通り「売上額=損益分岐点」となることが確認できます。
※ 変動費は売上額に比例して減少するので4,500,000円となる。 この損益分岐点の考え方と計算方法をマスターすると、黒字を確保するためには具体的に何円伸ばし、何円削減しなければならないのかが明確になります。 売上を伸ばし、変動費・固定費を削減することで損益分岐点をクリアーするため、社長をはじめ社員一丸となってアイデアを出してみて下さい。 なお、貴社の詳細分析等を希望される場合は、お気軽に担当者までご連絡下さい。 |