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司法書士   林 嘉彦
社会保険労務士 亀甲 保弘

第 007 号

☆☆☆ シリーズ:経営の未来〜黒字体質について考える vol-02 ☆☆☆

前回のA−Z通信の流れを踏まえ、今回も「利益」について考えます。

利益を追求するためには、まず「損益分岐点」を知らなくてはいけません。損益分岐点とは、利益と費用が同じで利益も損失も出ない売上高のことです。
ということは、損益分岐点を超える売上があれば
黒字になり、下回れば赤字。    

この「損益分岐点」は、商売をする上での基本である「売上額=利益+経費」の考え方を発展させて「売上額=利益+固定経費+変動経費」として考えます。

つまり経費を、毎月安定して必要な「固定経費」と、売上額の増減に比例して必要な「変動経費」に分けて考えることが重要となります。
では、固定経費と変動経費をまとめると次のようになります。

<固定経費とは>
売上高や生産量の変動に関係なく固定的に必要となる費用のことを指し、正社員の人件費を中心として家賃水道光熱費の基本料金保険料減価償却費固定資産税支払利息などがある。

<変動経費とは>
売上高や生産量が増えれば増加するが、逆に低下すれば同じように低下する費用のことを指し、原材料費外注費仕入原価アルバイト代燃料費宅急便代などがある。

 そして、肝心の損益分岐点の算出公式は「売上額=利益+固定経費+変動経費」を展開させて、下記のようになります。

損益分岐点の公式は、とても大切ですので、ぜひともこの機会に覚えてください。


では次に、簡単な数字を使って損益分岐点をマスターしましょう!!

<例>月間売上額が1000万円、月間固定費が300万円、月間変動費が600万円の場合の損益分岐点を計算してみましょう。

よって750万円が損益分岐点ということになります。つまり月間売上額750万円で収支ゼロとなり、ここを上回ることで利益が生じ始めます。では、月間売上額750万円が本当に損益分岐点か計算すると、下記の通り「売上額=損益分岐点」となることが確認できます。

     変動費は売上額に比例して減少するので4,500,000円となる。

この損益分岐点の考え方と計算方法をマスターすると、黒字を確保するためには具体的に何円伸ばし、何円削減しなければならないのかが明確になります。

売上を伸ばし、変動費・固定費を削減することで損益分岐点をクリアーするため、社長をはじめ社員一丸となってアイデアを出してみて下さい。

なお、貴社の詳細分析等を希望される場合は、お気軽に担当者までご連絡下さい。